*英国体験記その2*

*素敵なゲストハウス*

 B&Bからマナーハウスホテルまで英国にはたくさんの「旅のお宿」が用意されていますが、今まで一番心に残ったお宿は伝統的な英国カントリースタイルの農家を改造した素敵なゲストハウス「Fosse Farmhouse」。ロンドンから南西に訳200マイル、コッツウォルドの南に位置するチッペナムという小さな田舎駅で下車しタクシーをとばして10数分で到着。(当時はずいぶん遠いところに来ちゃった、という実感でした)

 

 オーナーのキャロン・クーパーさんは200年前の廃墟となっていた農家を買い取り、フリーマーケットでアンテイークを売る傍ら、お母さんと二人の女手だけで2年以上もかかって改装し、馬小屋をテイールームに、物置をアンテイークショップに変えたと聞いていたので、どんなたくましい女性かと思っていましたが、会ってみるととっても小柄でキュートな女性だったのでびっくり!

 この日のキャロンさんの手作りデイナーのメニューは自家製ベジタブルとテリーヌのオードブル、ハウスワインに焼きたてパン、鴨肉の赤ワイン仕込みにワイルドベリーソース、産みたて卵と絞りたてミルクで作ったプデイング、食後は香り高いアールグレイ・テイーのフルコース。美味しかったー!!

 素敵な天蓋つきのアンテイークベッドの寝心地も忘れられません。泊まったお部屋は全てパイン材で作られたアンテイーク家具のインテリアで落ち着いた木の香りが旅の疲れを癒してくれました。家具を買って帰る人も多いとか。

 

 既製の価値観にとらわれず、自分の人生を自分の手でクリエイトするという素敵なライフスタイルをキャロンさんに学ぶことが出来た有意義なひとときでした。